齋藤 薫/美容ジャーナリスト・
エッセイスト
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『大人の女よ!もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)他、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。
ここへきて、スキンケアの関心事が大きく変わってきた。これまでは「ともかく新しい成分を!」「最先端テクノロジーを!」そういうニーズが一般的であったのに、最近は、むしろ大昔から誰もが知っている古典的な成分が、にわかに主役に躍り出ているのだ。
その最たるものが、ビタミンC。まさに誰でも知っている、王道の中の王道成分。だから「今更ビタミンC?」と思った人もいるかもしれない。しかも、ビタミンC=美白成分と思い込んでいる人も少なくないはずなのだ。
でも昨今注目を浴びているのは、ビタミンCの全方位効果。シミのみならず、くすみを取り払い、ハリをもたらし、キメを整えて、毛穴を引き締め、ざらつきを防ぐ……というように、まさに効きどころの違う効果をぐるりと全方位に持っている素晴らしい成分であることが、改めてクローズアップされているのだ。一方に、リフトケアを期待する声もあるくらい。とは言え、ビタミンCが長い間忘れられた成分であったのも、実は届け方が難しいことが原因だった。ベタつくし、ピリピリするし、そもそもが肌からは届きにくい、しかも化粧品として極めて不安定ですぐ変質してしまうという問題もあった。何かと厄介な成分だったのだ。
それが逆に、届け方や浸透のテクニックがどんどん進化していくことで、改めて、ビタミンCの効果に注目が集まるようになったというわけ。
コラーゲンなども同様に、本来が届きにくいものを上手に届けるテクノロジーが進化するにつれ、やっぱりこの成分すごいと、というふうに、評価が高まってくるのが、今“古典的な成分”に注目が集まっている何より理由なのだ。
そもそも長年とても身近にあった成分はその分だけ、安全、安心ということ。高濃度で与えると刺激があるものの、届け方さえ間違えなければ、最も安全に思いがけない効果を引き出すことができるのだ。
そんな中で、再注目を浴びる“きっかけの1つ”となったのが、美容機器×ビタミンCの提案だった。通常エステで受けるしかないイオン導入の形で、ビタミンCを送り込むことができるテクニックとして人気を博してきたのが、エビスのツインエレナイザーと、ビタミンCエッセンスのコンビネーションであったのだ。
その効果が口コミでどんどん広がって、やがては、ビタミンCの美容液が一人歩きをし、高濃度、高浸透ビタミンC誘導体エッセンスとして、じつは単独で100万本を売りあげるまでになった。水分もほとんど含まない、有効成分99%の美容液であることで、ちゃんと届くビタミンC、ちゃんと効くビタミンC美容液の象徴的存在となったのだ。
その美容液がまた進化を遂げた。とても単純にビタミンCは、進化するほどに効果を増やす。当たり前に聞こえるかもしれないけれど、ビタミンCほどきちんと届ければさらにきちんと効いてくれる成分はそうそうない。やはり最も頼もしい成分であるとともに、あるいは今後最も可能性のある成分となるかもしれないとさえ思うのだ。
ひょっとするとビタミンCの働きはこの先まだまだ増えるかもしれない、細分化された全方位へ、まんべんなく効くようなそんな、無限の力を持った成分であること、この美容液の浸透が教えてくれそうである。
商品名:CエッセンスVC5 +PLUS
全成分:乳酸桿菌/加水分解コラーゲン発酵液エキス、BG、グリセリン、アスコルビルリン酸Na、3-O-エチルアスコルビン酸、グリセリルアスコルビン酸、ナイアシンアミド、グルコシルセラミド、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、αーグルカン、トコフェリルリン酸Na、グリチルリチン酸2K、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール
区分:化粧品
生産国:日本
製造販売元:株式会社エビス