ストレスによる白髪は治るの？白髪とストレスの関係や対策法をご紹介
鏡を見た時や髪を結ぼうとした時に、白髪が増えていることに気がついたこともあるのではないでしょうか。
その原因は、もしかしたらストレスかもしれません。
ストレスが溜まると肌が荒れたり体調が悪くなったりすることがありますが、それと同じように白髪が増えることもあります。
本記事では、ストレスと白髪の関係性や白髪の生える場所、白髪が増えてしまった場合の対策方法について、ご紹介します。
白髪とストレスの関係性とは？
ストレスにより血流が悪くなったり、細胞の代謝が低下したりすることで、白髪が増えることがあります。
白髪の原因は、遺伝や老化など様々なものがありますが、ストレスもそのうちの1つです。
白髪とストレスには密接な関係があることを理解した上で、ストレスを溜め込まずに解消することが大切です。
活性酸素が増加する
ストレスがかかることによって、活性酸素が増加します。
血液中の活性酸素が増加すると、栄養が行き渡りづらくなります。
白髪の原因は、頭皮のメラノサイトという細胞の機能低下によるものです。
栄養が行き渡りづらくなると、メラノサイトに栄養が届かず、白髪のまま髪が生えてしまうという現象が起こります。
また、活性酸素は本来身体を守るために必要な細胞ですが、増えすぎると健康な細胞も破壊し、肌トラブルなどを引き起こすことがあります。
活性酸素によりメラノサイトの機能が低下し、白髪が増える原因になるのです。
睡眠の質が低下する
大きなストレスがかかると、睡眠の質が低下します。
睡眠の質が低下することによってホルモンバランスの乱れが起こり、白髪が増えることがあります。
ホルモンバランスが崩れることで交感神経が優位になり、血管が収縮して血行が悪くなります。
必要な栄養素を頭皮や毛根の細胞へ届けることができなくなると、結果的に白髪が増えてしまうこともあるのです。
また、良質な睡眠をとることができていないと、細胞の代謝が低下し、日中の頭皮へのダメージが修復されにくくなるため、白髪が増えやすくなります。
白髪が増えたと感じた場合は、質の良い睡眠をとることができているかを見直してみましょう。
ストレスによる白髪は治る？
一度白くなった髪が、自然に黒く戻るというケースはほとんどありません。
元々、髪の毛は白く、生えてくる前に頭皮の中で幹細胞が新しい色素細胞を供給し、黒く色付けされることによって黒い髪が生えます。
しかし、その幹細胞が何らかの理由で欠損することによって、白髪として生えてくるのです。
毛根の奥にある幹細胞にアプローチすることによって、白髪を黒くする方法はあります。
あります。
しかし、費用がかかる上に、髪の生えてくるサイクルも6～7年で変わってしまうので、効率的な方法ではありません。
ストレスを対処することが大切
ストレスを発散させることで、新たに白髪が生えてくるのを防ぐことが可能です。
自分の好きなことや集中できることに没頭し、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
また、良質な睡眠が取れていない場合は自律神経が乱れやすくなり、新たなストレスを感じやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。
十分な睡眠時間を確保し、深い眠りで脳を休めることがストレス発散にも繋がります。
寝る前にスマートフォンを長時間見たり、アルコールやカフェインを摂りすぎたりすると、交感神経が優位になり睡眠が浅くなる原因になるため、注意が必要です。
白髪の増加を根本から解決するには、ストレスに対処することも大切です。
ストレスによる白髪が生えてくる箇所について
同じ箇所にばかり白髪が生えてくると感じている人もいるのではないでしょうか。
しかし、白髪の生える箇所について、医学的な根拠はありません。
ただし、頭には様々なツボがあるため、もし明らかにある一定の箇所に密集するように白髪が生えてくるのであれば、確認すると良いでしょう。
百会というツボがある頭頂部は、自律神経に関連する箇所であるため、ストレスによる白髪の場合は、この箇所に生えやすいと言われています。
ただし、ストレスによる血行不良や自律神経の乱れが白髪に関係しているため、白髪が増えたと感じたら、まずはストレスを溜めないことが大切です。
ストレスによる白髪の対策方法とは？
ストレスと白髪には密接な関係がありますが、実際に白髪が生えてきてしまった場合は、どのような対策を取ると良いのでしょうか。
具体的な対策方法をご紹介します。
白髪染めでカバーする
すでに生えてきた白髪は、再び色が戻ることはないため、白髪染めでカバーするのも効果的です。
白髪を減らそうと、白髪を抜いている人もいるかもしれませんが、頭皮の組織にダメージを与えてしまうため、避けましょう。
白髪を抜くことで頭皮が炎症を起こし、白髪がさらに増えてしまったり、髪が生えてこなくなったりしてしまう原因にもなりかねません。
紫外線対策を徹底する
紫外線対策を徹底することも大切です。
紫外線によるダメージは、白髪を増やす原因です。
紫外線を浴びることによって、髪の色の元になるメラニン色素がダメージを受けてしまい、白髪が増えやすくなるのです。
特に、髪の分け目は紫外線のダメージを受けやすいため、帽子を被ったりスプレータイプの日焼け止めを使ったりすることを心がけましょう。
定期的に分け目をずらして、同じ場所に紫外線のダメージを受けないようにすることも大切です。
もし、紫外線を浴びて頭皮に炎症が起きてしまった場合は、保湿をして頭皮に潤いを与え、ダメージケアを行いましょう。
栄養バランスの良い食事を摂る
栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。
過度なダイエットや偏った食事は、色素細胞へ行き渡る栄養が不足してしまい、白髪の原因にもなりかねません。
メラニン色素を活性化させるチロシンという成分が多く含まれるチーズや大豆、タンパク質を多く含む食べ物を積極的に食事に取り入れ、バランスの良い食生活を心がけましょう。
良質な睡眠をとる
良質な睡眠をとることも大切です。
睡眠不足や睡眠の質が悪い場合は、血行不良や自律神経の乱れを引き起こしやすくなります。
血行が悪くなると細胞の代謝の低下の原因になり、白髪のリスクが高まります。
また、自律神経の乱れにより交感神経が優位になると、血管が収縮して血流が悪くなるため、白髪が増える可能性が高くなります。
自律神経の乱れによりホルモンバランスが崩れ、ストレスを溜め込みやすい身体になってしまうという悪循環にも繋がるため、良質な睡眠をとるように意識しましょう。
まとめ
ストレスが溜まると、活性酸素が増加し、メラノサイトに栄養が行き渡らず白髪の原因になります。
また、強いストレスがかかることによって睡眠の質が下がり、ホルモンバランスが崩れたり、細胞の代謝が悪くなったりすることで白髪が増えることもあります。
一度生えた白髪は基本的に黒く戻ることはないため、ストレスをはじめとする白髪の原因を根本的に無くすことが大切です。
生えてしまった白髪は抜かずに白髪染めなどで目立たなくさせたり、紫外線対策を徹底したりして、頭皮へのダメージを減らすことも重要です。
また、髪に良い成分を含んだ食事を取り入れながら栄養バランスの整った食生活を心がけ、良質な睡眠をとるように心がけましょう。
白髪を防ぐためには、ストレスを始め、生活習慣を改善することが大切です。
2021年12月26日
