そばかすの消し方!自力でやる方法やレーザーなどの医療で消す方法も紹介
顔全体に細かい茶色の斑点ができるそばかす。独特の雰囲気が出てかわ良いと人気がある一方で、コンプレックスに思う方もいらっしゃいます。
そばかすを隠すために、日常的にファンデーションを使用している方も少なくないでしょう。
では、そもそもそばかすはなぜできてしまうのでしょうか?そして、そばかすを無くす方法はないのでしょうか?今回は、そばかすの原因と、対処法を紹介します。
そばかすができる原因
そばかすとは、茶色く細かい先天的なシミのことです。雀の卵殻の柄と似ていることから「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれます。
シミの一種ですが、「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」と呼ばれる普通のシミよりも小さく、広範囲に広がっているのが特徴です。では、そばかすができる要因とは何なのでしょうか。
遺伝
1つ目の原因が、遺伝です。そばかすの有無には遺伝が大きく関係しており、フェオメラニンという色素が多いほど、そばかすができやすくなります。
そばかすのある親から生まれた子供には、そばかすができるケースが多いです。
そばかすは、色白の女性にできやすい傾向があり、成長とともに増え、加齢とともに減少することが多いですが、完全に消えるというわけではありません。特に思春期に多くなりやすいので、そばかすに悩む中学生や高校生も多いです。
紫外線
2つ目の原因が、紫外線です。紫外線は肌には大きなダメージで、日焼けや肌荒れの元となりますが、実はそばかすを作り出すこともあるのです。
紫外線対策を怠っていると、もともとあったそばかすが濃くなってしまったり、人によってはなかったそばかすが現れてきたりしてしまいます。
洗顔や強いマッサージなどによる摩擦
3つ目の原因が、摩擦です。摩擦は紫外線と同じくらいダメージが大きく、肌の負担となってしまいます。
肌が擦られて痛むと、肌は自分を守ろうとメラニン色素を生成するようになります。
結果、そばかすになってしまったり、肌がくすんでしまうのです。特に、美容に関する十分な知識のない中学生や高校生が陥りやすいです。
そばかすを自力で消す方法
そばかすは遺伝の要素が大きいこと、紫外線や摩擦によっても濃くなってしまうことがわかりました。
では、そばかすを消すにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、家で簡単に行うことができるそばかすのセルフケアをご紹介します。
美白効果の高い化粧品を使う
1つ目の方法は、美白化粧品を使用することです。そばかすの原因はメラニン色素であるため、メラニン色素にはたらきかける美白化粧品は、そばかすを薄くすることに繋がるのです。
具体的には、アルブチンやビタミンC誘導体、ハイドロキノンなどの成分が配合されたものを選ぶと良いでしょう。
ただ、高級な化粧品を使ったからといって必ずしも効果が出るとは限りません。自分の肌に合ったものを使用するようにしましょう。
紫外線対策をする
2つ目の方法は、紫外線対策をすることです。紫外線は雨の日でも曇りの日でも、冬でも降り注いでいるため、年中の対策が必要です。
日焼け止めは朝に塗っておけば良いわけではなく、2〜3時間ごとにこまめに塗り直すことが必要です。日傘や帽子を使用するのもおすすめです。
食べ物&サプリでケアをする
3つ目の方法は、食べ物やサプリメントに気を使うことです。そばかすには、外側からだけでなく、内側からの対策も必要です。では、具体的にどのような栄養素を摂れば良いのでしょうか。
・ビタミンA
ビタミンAは、皮膚の健康を保つ重要な栄養素です。ほうれん草に多く含まれる他、にんじん、かぼちゃなどもおすすめです。
・ビタミンC
肌に良い栄養素として最も有名な栄養素であるビタミンCですが、シミ・そばかすだけでなく、ニキビ、乾燥にも有効です。レモンやパプリカ、トマトなどに多く含まれています。
・ビタミンE
メラニン色素を抑えてくれるビタミンEは、血行を促進してくれる効果もあります。ビタミンEを多く含む食品は、アーモンド、ピーナッツ、かぼちゃなどです。
・L-システイン
L-システインは、あまり聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、肌荒れを改善し、肌のターンオーバーを正常に戻してくれる栄養素です。肉類、魚類、玉ねぎなどに含まれています。
美顔器を使う
4つ目の方法は、美顔器を使用することです。美顔器は徹底的な研究の上に開発されており、自宅でできるケアでは最も効果が期待できます。
また、多機能のものも多く、シミやそばかす対策だけでなく、保湿やほうれい線など、他の気になる部分も同時にケアすることができます。
医療による治療法でそばかすを消す
自力でそばかすを消す方法について紹介してきましたが、これらの方法は手軽で簡単である一方、あくまでセルフケアであり、十分な効果を得られない場合も少なくありません。そこで、おすすめなのが病院での治療です。
皮膚科でのそばかす治療・除去は、専門の医師に相談ができる上、患者に最適な方法を提示してくれますので、より高い効果が期待できます。では、クリニックでの治療には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
内服薬
1つ目の方法は、内服薬です。メラニンの発生を抑制してくれるトラネキサム酸や、肌のターンオーバーを促進してくれるL-システインなど、そばかすに有効な成分を処方してもらうことができます。
専門的な知識を持った医師が患者に合わせて薬を処方してくれるため、大きな効果が得られます。
病院によってはオンラインでの処方も受け付けており、手軽に処方箋を出してもらうこともできます。
クリーム
2つ目の方法はクリームです。内服薬に加えてクリームで外側からも働きかけることで、より大きな効果を狙います。
即効性はありませんが、塗り続けることによって確実な改善が期待できます。薬が肌に合わなければ医師と相談し、薬を切り替えることもできます。
レーザー・ピーリング
3つ目の方法は、レーザー・ピーリングです。以前までは、レーザーはそばかす治療には向いていないと言われていましたが、現在では特殊なレーザーが開発されました。
効果が現れやすいのが特徴で、できるだけ早い改善を望む方におすすめです。また、ピーリングとは、特殊な薬剤を使用して皮膚をはがし、ターンオーバを促進する方法です。
ピーリングはレーザー治療に比べて効果が現れるのが遅いのが特徴です。
まとめ
今回は、悩んでいる人も多いそばかすについて解説してきました。そばかすはシミの一種で、遺伝的な要因で現れる他、紫外線や摩擦の影響によっても濃くなります。
そばかすをなくすには、美白化粧品を使用する、紫外線対策をする、そばかすに有効な栄養素を摂るといった方法が効果的ですが、やはりコストがかかってもクリニックで専門的な治療を受けるに越したことはありません。自身のコンプレックスを解消し、自分に自信を持ってみませんか。
2021年2月25日