唇は日焼けするって知ってる? 唇の紫外線対策と正しいケア方法
冬でもないのに、唇がガサガサしている……? その原因は、唇の日焼けかもしれません。
顔や腕・足などはしっかりと紫外線対策をしていても、唇の紫外線対策はついつい怠ってしまいがちです。
紫外線は唇の乾燥だけではなく、くすみや黒ずみまで招いてしまいます。
女性らしい美しい唇を保つための、正しい唇の紫外線対策についてお話します。
唇はダメージを受けやすい?
実は唇は皮膚がとても薄く、非常にデリケートなパーツです。
唇には皮脂腺がないため、皮脂膜で自身を保護することができません。
そのため水分が失われやすく、夏の空調を効かせた室内などではあっというまに乾燥してしまうのです。
さらに紫外線の刺激にも弱く、シミや黒ずみなどが発生しやすくなっています。
しかし、唇にはメラニン色素を作る「メラトニン」がほとんどなく、わかりやすく日焼けをすると言ったことがありません。
気付かないうちに日焼けし、正しいケアが行えないままに放置してしまうことで、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。
日焼けから守るために
唇を紫外線から守るためには、当然ほかのパーツと同じように対策を行っておく必要があります。
■日焼け止め効果のあるリップクリームを!
紫外線から唇を守るためには、その他のパーツのように日焼け止めを塗る必要があります。
普段はSPF17・PA+程度の、レジャーなどで長時間外にいるときはSPF20・PA++程度のUVカット効果のあるリップクリームを使い分け、しっかりと唇を保護してあげましょう。
口紅の油分が紫外線を吸収して酸化してしまうことでシミを生んでしまう可能性もあるため、口紅を塗る場合も下地としてしっかりとリップクリームを塗るようにしてくださいね。
■日傘で日差しをシャットアウト
たとえ日焼け止めを塗っても、長時間紫外線を浴びているのは良くありません。
日傘や帽子で日差しをシャットアウトし、紫外線を浴びることがないよう根本から対策してあげましょう。
帽子を被るときは、首元まで影の落ちるつば広帽子がオススメですよ。
もし唇が日焼けしてしまったら?
どれだけ対策を行っても、紫外線を浴びて日焼けをしてしまうことはあります。
唇は日焼けをしても見た目の変化が少ないため、唇の乾燥やヒリつき・水ぶくれなどがあった場合は日焼けをしたと判断し、適切なケアを行ってあげましょう。
■冷水でクールダウン
唇がヒリヒリするなと感じたら、まずは冷水でしっかりと冷やしてあげます。
ヒリつきが治まったら、良く冷やした濡れタオルや氷水の入ったビニール袋を唇にあててさらにクールダウンさせましょう。
■パックで潤いを補給
唇を良く冷やしたら、化粧水でたっぷりの潤いを補給してあげましょう。
潤いを補給した後はリップクリームなどの保湿効果の高いクリームを多めに唇に塗り、ラップをのせて5~10分ほどパックします。
ラップを外して優しくクリームを拭き取り、最後にもう一度クリームを適量のせたら終了です。
唇が日焼けしてしまったと感じたら、1週間ほど継続して上記のケアを行うことをオススメします。
ついつい忘れてしまいがちな唇の紫外線対策をご紹介しました。
紫外線量の多いこの季節、曇りの日でも油断せずにしっかりと対策を行いましょう。
唇のケアをする際は、強くこすったりせずに優しくふんわりと触れるようにしてくださいね。
2016年7月25日