実際どうなの? 美顔器ジェルは専用のものを使うべき?
美白やエイジングケアなど、美肌のトータルサポートが期待できる美顔器。
家庭でも手軽に美を追求できるということから、多くの女性に支持されています。
美顔器を使用する際には美顔器用に開発された専用のジェルがよく一緒に販売されていると思います。
しかし、「意外と使用感がよくなかった、使いたい時になくなっている」なんていうことも少なくないと思います。
そんなとき、新たに専用の美顔器ジェルを注文となると自宅に届くまで時間もかかりますし、そもそもどんな美顔器ジェルが良いの?と悩む方が多いのも事実です。
「美顔器ジェルは専用のものを使わなければいけないの?」「市販品を代用しても良い?」「どんな美顔器ジェルがオススメ?」など、美顔器ジェルのちょっとした疑問について見ていきましょう。
美顔器専用ジェルは余計なものが入っていない!
美顔器の多くは、イオン導入・イオンクレンジングや超音波の振動によって、洗顔で落としきれない汚れを浮かせたり、手で塗っても浸透しにくい美容成分を肌のすみずみまで届けたりする働きがあります。
また、顔の筋肉を鍛えたり、適度に刺激したりすることでリフトアップを促すものもあります。
ただし、美顔器の超音波振動やEMS・マイクロカレント等の微弱電流は水分通さないと肌へ伝わりにくいため、肌表面が濡れているとわかるくらいに水分がキープされている状態が必要です。
極論をいえば、水を肌につけてケアすれば美顔器のケアはできるのです。
しかし、水ではすぐに蒸発して滑りも悪いため、超音波美顔器などでは摩擦が起こり、肌にダメージを与えてしまうことにもなりかねません。
さらに、美容成分はもちろん入っていませんので、たるみやフェイスラインのケア以外の効果は期待できません。
その点、美顔器専用ジェルは適度に粘度があって、美顔器を使用している5〜10分程度肌の上に水分がキープできるというのが最大の特徴です。
(販売メーカーの考えにもよりますが)多くの美顔器専用ジェルは、通常の化粧品で使われていることがある合成着色料や合成香料・パラベンといった余計なものを含んでいません。
これは肌の奥まで浸透してしまうとよくない成分だからです。美顔器でのお手入れは通常手でお手入れするよりも肌によく浸透させることが可能なため、肌に不必要な成分はできる限り入れないことが多いのです。
美顔器ジェルには美容成分を含んでいるものが少なくありませんが、美容成分には美顔器で“浸透させやすい成分”と“させにくい成分”があります。
特に代表的な物が「〇〇オイル」などの油分です。油分は肌に膜を張るため、超音波の振動や微弱電流が肌に伝わりにくくなってしまうのです。このように、油分は肌の水分を逃がさないようにするには効果的ですが、美顔器でのケアには不向きです。
この他にも美容成分には、「水溶性の成分か?」「イオン導入しやすい成分か?」など細かいポイントがいくつもあります。その点、専用の美顔器ジェルとして販売されているものはそういったポイントをクリアしている可能性が高いので、できれば専用の美顔器ジェルをご使用ください。
美顔器ジェルは普段使いできる?
余計なものが入っていない&美肌成分はたっぷり配合されている、こんな美容液があれば「普段使いもしたい!」と考える方もいらっしゃいます。
もちろん工夫されて美容成分が入った美顔器ジェルは通常のお手入れにも使用できます。
しかし、美顔器ジェルの中には、美顔器の超音波振動やEMS等の微弱電流を伝えるためだけに開発された美容成分の入っていない美顔器専用ジェルもあります。ご使用前に確認してみるとよいでしょう。
また、美容成分が入っている美顔器ジェルは一定の保湿効果・美容効果は期待できますが、普段スキンケアで使用している化粧品に比べるとテクスチャーの面などで使用感はさっぱりしている場合があります。
美顔器専用ジェルは、あくまで美顔器を使用する前提で作られているものなので、オールインワンジェルのように乳液やクリームの役割をする成分は入っていないものが多くあります。美顔器ジェルでスキンケアをした後肌にフタをするように、クリームなどを少し足すと肌に入れたうるおいを閉じ込めることができるでしょう。
市販品でも代用できる? オールインワンジェルで美顔器使える?
「できれば身近なところで美顔器専用のジェルを購入したい!」ということも、美顔器を使用するうえで大きなポイントとなります。美顔器ジェルの特徴としては、余計なものが入っていない無添加ということ、もうひとつは水溶性のジェルであることです。乳液やクリームに含まれているような油分は、超音波の妨げとなってしまうのでNGです。
オールインワンジェルなどで美顔器のケアを勧めている場合がありますが、乳液やクリームの役割まで果たすオールインワンジェルは美顔器のケアには不向きだと言えます。また、精製水とキサンタンガムという粉末を混ぜるだけで美顔器専用のジェルを簡単に手作りすることも可能ですが、使用は自己責任になるので注意が必要です。
トータルで考えると美顔器のジェルは、美顔器用として開発されたジェルを使用する方がオススメです。大丈夫だと思って使っていたジェルが水溶性ではなかったり、合成着色料や合成香料などが含まれていた、ということも珍しくありません。
専用のものなら、美容成分も美顔器を使用するのに適したものが含まれています。
まずは、美顔器専用のジェルでその効果を確かめてみてくださいね。
2016年12月26日