くすみが原因で服やメイクが似合わなくなる?くすみの正しいケア法
年齢を重ねると若い頃に似合っていた服やメイクの色が似合わなくなることってよくありますよね?
なぜそう感じるようになるのでしょうか?
主な原因は肌の色が変わった、つまり肌がくすんでいるからなのです。
例えば真っ白な服には何色のバッグでも似合いますが、グレーや茶色などのくすんだ色の服にパステルカラーのバッグは似合いませんよね?
つまり若い頃に比べて肌がくすむことで明るさや透明感が失われると、似合っていた色が似合わなくなったと感じるようになるのです。
これからの季節は肌のくすみをケアして、おしゃれを楽しみましょう!
■INDEX■
1.肌くすみのタイプ
2.肌がくすむ原因とケア方法
3.肌のくすみをカバーするメイク方法
肌くすみのタイプ
肌のくすみのタイプは大きく分けて3つあります。
どのタイプのくすみがチェックしてみましょう。
①青くすみ・・・血行不良が原因。血色が悪く、肌は青く暗くくすんで見えます。
②茶くすみ・・・ターンオーバーの乱れや乾燥、メラニンが原因。肌全体が日焼けのように茶色くくすんで見えます。
③黄くすみ・・・主に肌の糖化が原因。肌が黄色く濁ったような色にくすんで見えます。
肌がくすむ原因とケア方法
①青くすみの原因とケア方法
青くすみの原因は血行不良。
疲れやストレス、睡眠不足や体の冷えなどが原因で血液の流れが悪くなると、末端の毛細血管まで血液が届かず冷えた状態に。
すると赤みがなくなり青くくすんで顔色が悪く見えます。
青くすみをケアするには、まず体を冷やさないようにすることが大切。
冷たい飲み物は体を冷やすため、温かい飲み物を飲むように心がけましょう。
また入浴をシャワーだけで済ませてしまうことが多い人は、なるべく湯舟に浸かって体の芯から温めるようにしましょう。
運動不足の場合も血行不良の原因に。日ごろから軽い運動を取り入れましょう。
また顔を蒸しタオルで温めたり、マッサージを取り入れることもおすすめです。
②茶くすみの原因とケア方法
茶くすみの原因はターンオーバーの乱れ、乾燥、メラニンの蓄積。
加齢や乾燥などにより肌のターンオーバーが正常に行われないと、本来なら自然とはがれ落ちるはずの古い角質が肌に残り、蓄積されて厚く重なる角質肥厚の状態になります。
また紫外線を浴びると作られるメラニン色素は、健康な肌であればターンオーバーによって古い角質とともにメラニンも排出されますが、ターンオーバーが正常に行われなかったり、メラニンが過剰につくられるとそのまま肌に色素沈着し、肌が日焼けしたように茶色っぽく見えます。
茶くすみをケアするには、まずは肌のターンオーバーを正常にするために、しっかり保湿ケアをすることや、過剰に洗顔するなど刺激を与えすぎないことが大切です。
また紫外線を浴びないように日焼け止めや帽子などを使うこと、そして紫外線ケアとしてトラネキサム酸などの美白成分の入った化粧品を使うこともおすすめです。
③黄くすみの原因とケア方法
黄くすみの原因は肌の糖化。
糖化とは体内のタンパク質が糖質と結びつくと「AGEs」と呼ばれる物質になり、それが体のさまざまな部分へダメージを与えるというもの。
この物質自体が黄褐色をおびているため肌が黄色くくすんで見えます。
また近年の研究ではタンパク質と脂質が結び付くカルボニ化も黄くすみの原因になることが分かっています。
カルボニ化によって発生する「ACEs」と呼ばれる物質は、糖化によって発生する「AGEs」よりも、黄味が強いと言われています。
黄くすみをケアするためには、糖質や脂質の摂りすぎに注意することが大切です。
甘い物のほか、ご飯やパンなどの炭水化物、揚げ物の摂りすぎや、アルコールの飲み過ぎに注意し、ビタミンCが多く含まれる緑黄色野菜を積極的に摂るようにしましょう。
肌のくすみをカバーするメイク方法
くすみケアを行うとともに、くすみをカバーするメイクをするとより効果的。
おすすめなのが、肌の色をムラなく均一に整えてくれるコントロールカラー。
コントロールカラーは肌全体をカバーする化粧下地を兼ねているものと、部分使い用のものがあります。
カバーしたい範囲に合わせて選びましょう。
青くすみタイプは血色感を演出してくれるピンクを、茶くすみタイプには色ムラを整えてくれるイエローを、黄くすみタイプには透明感を与えてくれるブルーやパープルを選ぶことがおすすめです。
2018年3月13日