くすみにも種類があった!? 色別の原因と対策
いつの間にか顔に出来ていることが多い肌のくすみは、色ごとにいくつかの種類があってそれぞれが違った特徴を持っています。
そのためくすみ対策をしていくためには自分の肌に発生しているくすみの種類を知り、その種類のくすみに合った対策をしていくことが重要となります。
今回はいくつかあるくすみの代表的な種類と、それぞれの対策方法についてお教えしたいと思います。
青いくすみ
・原因と特徴
顔色が悪く、目の周りなどの皮膚の薄い部分が青くなってくすんでいる場合は、血行不良が原因であることが考えられます。
肌の表面は血液の赤い色が肌の赤みとなって透けて見えるため、血液の流れが悪いと色が暗い赤色になっていって、顔色が悪く肌がくすんで見えてしまいます。
血液の流れが滞ると肌の細胞は栄養や酸素を十分に受け取ることができなくなるため、肌のターンオーバーが乱れるだけでなく、角質が溜まってシミやソバカスができやすくなってしまいます。
・対策
青いくすみを改善させるためには血流をアップさせることが大事です。
そのため入浴時はしっかりと湯船に肩まで浸かるようにし、入浴中や入浴後は肩や腰のストレッチをしていくようにしましょう。
また、食べ物としては血流が良くなって体が温まるような唐辛子やショウガ、ニンニクなどを積極的に食べていくと良いかもしれません。
茶色いくすみ
・原因と特徴
夏の強い紫外線によって肌が全体的にくすんでいき、茶色っぽくなってゴワついた感じになる、別名「夏ぐすみ」とも呼ばれるくすみです。
特に20代以降になると乾燥タイプの人の肌に出来やすくなり、この茶色いくすみが出来る人の肌には老人性のシミや肝斑などが多く発生する傾向があります。
・対策
紫外線が原因となって出来るくすみであるため、茶色いくすみを発生させないためにはUVケアが重要となります。
そのため夏の時期はただ日焼け止めを体に塗るだけでなく、帽子・手袋・日傘なども活していくようにしましょう。
そして茶色いくすみが発生する人の肌は乾燥していることが多いため、夏場でもしっかりとクリームで保湿していくことが大事です。
黄色いくすみ
・原因と特徴
特に目立ったシミが無いにも拘らず肌の色が濁って見えるようであれば、それは肌の老化が原因となっていることが考えられます。
肌が黄色くくすんで見えるのには「肌の糖化」(肌そのものの構造の劣化)と「カルボニル化」(タンパク質と酸化した脂質の分解物の結合)という2つの化学変化が肌で起こっていることが考えられます。
年をとって代謝が悪くなると糖化とカルボニル化の両方の影響を受けやすくなるため、黄色いくすみは年齢を重ねるほど注意が必要となります。
・対策
肌の糖化を防ぐために食生活は野菜(特に根菜野菜)を中心にし、カルボニル化しないようにオメガ6系の脂肪酸(コーン油、ひまわり油、大豆油など)をなるべく口にしないようにしましょう。
またスキンケアについては、炭酸洗顔や炭酸パックといった炭酸コスメが効果的です。
炭酸を使った洗顔には、肌のターンオーバーを整える効果があるといわれています。
そしてもし専用のものを持っているのであれば、美顔器で顔のマッサージもするようにしましょう。
特にお勧めなのが、水溶性の成分であるビタミンCを肌に浸透させる「イオン導入」の美顔器となっています。
いずれのくすみを防止する場合でも、毎日少しずつケアしていくことが大事です。
しっかりとスキンケアをしていくことで、肌にくすみが出来ないようにしていきましょう。
2016年3月31日