乾燥肌がニキビを招く? そのメカニズムと予防方法とは
「乾燥肌なのに、ニキビができてしまう……」という悩みを持っている女性は多いです。
しかし、実はその肌の乾燥こそが、ニキビを招いている原因だってご存じでしたか?
なぜ乾燥がニキビを発生させるのか、予防方法とあわせて詳しくご紹介します。
肌の乾燥がニキビの原因になる!
ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで発症する肌トラブルです。
そのため、「皮脂が少ない乾燥肌にはニキビができにくい」というイメージがありますよね。
しかし実は肌の乾燥こそ、ニキビができる原因になります。
なぜなら肌が乾燥していると古い角質が残って硬くなり、毛穴を塞ぎやすくなるため。
また皮脂の分泌が少ないと、毛穴が細くなり詰まりやすくなってしまいます。
これらの理由で、乾燥肌にもニキビができてしまうのです。
乾燥とニキビを防ぐスキンケア方法
≪洗顔しすぎない≫
洗顔をしすぎると肌のうるおいまで洗い流し、乾燥しやすくなってしまいます。
洗顔は1日2回までを基本とし、さらに肌をこすらずやさしく洗うようにしましょう。
なお、乾燥がひどい場合、朝は洗顔料を使わず、ぬるま湯だけで洗うことをおすすめします。
皮脂を適度に残すことで、過度な乾燥を防ぐことができますよ。
≪セラミドを補う≫
セラミドは水分保持力に優れた成分で、人の肌にもともと存在しています。
しかし加齢などによってセラミドの量が減るにつれて、肌が乾燥しやすくなるのです。
これを補うためには、セラミド配合のコスメを使用すると◎
また、下記のような食材を食べて、体内からセラミドを補う方法もおすすめです。
~セラミドを多く含む食材~
こんにゃく、大豆、玄米、小麦、牛乳、黒豆、ごぼうなど
≪肌の水分量をアップさせる≫
肌が乾燥しているからといって、オイルやクリームなどの油分ばかり塗っていませんか?
しかし乾いた肌に油分を塗っても、肌がうるおったことにはなりません。
むしろ肌が「これ以上油分を出す必要はない」と判断し、皮脂を減らしてしまう可能性もあります。
乾燥肌は水分量が減っている状態のため、油分よりも水分を多く与えることが重要です。
洗顔後はセラミド配合の化粧水を2~3度丁寧につけて、その後にオイルやクリームを薄く重ねるようにしましょう。
≪加湿器やマスクを利用する≫
空気が乾燥していると肌の水分が失われやすくなり、ニキビを招く原因になります。
加湿器やマスクなどを利用して、肌まわりの湿度を適度に保ちましょう。
ただしマスクは不衛生なものを着用するとかえってニキビの原因になるため、毎日清潔なものに取り替えたり、時々外して空気を入れ替えたりしながら使用しましょう。
≪美顔器でお手入れをする≫
週に2回ほど美顔器によるお手入れもおすすめです。
ハンドプレスで美容成分を浸透させるのも良いですが、美顔器を使うことにより手で塗るよりも効率的なスキンケアが可能となります。
普段のスキンケアで肌の悩みが解消されない方は、もしかしたら美容成分が肌の奥まで浸透していないからかもしれません。
時間と場所を選ばない美顔器なら、手軽にスキンケアに取り入れることができますよ。
肌の乾燥はニキビだけでなく、ありとあらゆる肌トラブルの元凶となります。
理に叶ったケアを行い、肌の乾燥を防ぎましょう。
2016年12月19日