小顔ローラーは効果がない?小顔になるメカニズムや使い過ぎた際の注意点
「小顔ローラーはやりすぎると逆効果って本当?」「小顔ケアにおすすめの美容グッズとは?」と疑問をお持ちの方に向けて、小顔ローラーや美顔器について詳しくご説明します。
小顔ローラーはむくみやたるみを解消するのに効果的ですが、使用しすぎると肌のハリが損なわれる可能性があるため注意が必要です。
小顔ケアを始め、あらゆる肌の悩みを改善する美顔器についてもご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
小顔ローラーで顔が小さくなる?
小顔ローラーは小顔ケアに効果があるのでしょうか?
顔が大きくなるメカニズムとは
食生活は顔のむくみに大きく関係しています。塩分濃度の高い料理や、顔の筋肉を使わないで食べられる柔らかい食品などを好む人は注意が必要です。
そういったものを食べてしまうと、顔がむくみやすくなります。また、ストレスがたまっていると顔がこわばってしまいます。
頬杖をついたり、姿勢の悪い状態でスマホやデスクワークをしていたりすると、血行を悪化させたり、顔に歪みを作ったりしてしまいます。
小顔ローラーで小顔になれる理由
小顔ローラーはコロコロと転がすタイプのアイテムで、顔のむくみ解消に効果的です。
小顔ローラーは、顔が大きくなってしまう要因に対してアプローチできるもので、むくみが起きにくいように、血行を促進させたり、マイナスイオンで疲労回復効果を与えたりします。
「I型」や「Y型」などローラーにも様々なタイプの機器があるため、使いやすい商品を選ぶことが大切です。
I型の特徴
小鼻など、凹凸がある部分にもきちんとフィットさせることができます。コンパクトなため、収納する際や旅行に行く際にも有効です。ごく一部を徹底的にケアしたい方にもおすすめです。
Y型の特徴
アルファベットのY字型になっているのが、Y型の小顔ローラーです。多くは、両端部分にボールがついており、回転する仕組みです。
2つのボールやローラーで肌を挟み込むようにして刺激を与えます。構造上、挟みこむことで力がかかるため、I型よりも、与える力・刺激が強くなることが多いです。
素材によって小顔になれるかが違う?効果がある素材を紹介
小顔ローラーの素材によって、小顔になれるかどうかが決まります。
ゲルマニウム
例えば、ゲルマニウムは通電性のある素材です。人間の体温程度になった際、すなわち顔にあてた瞬間に通電する素材です。
肌にあてた瞬間、マイナスイオンが発生します。代謝の改善に繋がるため、肌が生まれ変わるとされています。
プラチナ
ゲルマニウムと同様、マイナスイオンを発生させる性質があります。
プラチナは、アクセサリーにも使われるほど、耐久性があるため、長年使っても効果が薄れにくいといえます。見た目重視の小顔ローラーに良く使われている素材です。
チタン
錆びにくい素材のため、プラチナ同様に耐久性に優れています。人工骨やカテーテルなどの医療品として、幅広く使用されています。
アレルギーが起こりにくく、人の肌との相性も良いため、多くの人が心配なく使える素材です。金属アレルギーの方でも使用できます。
小顔ローラーは効果なし?やりすぎると危ない
小顔ローラーの機能については紹介してきた通りですが、肝心の効果の有無については医学的には証明されていないとされています。
顔がむくんでいることに対して、マッサージをする役割があるため、一時的に顔のむくみをとるという意味では、効果はあります。
マッサージすることで、血行がよくなり、一時的に小顔にすることができるからです。しかし、あくまで一時的な効果に過ぎません。
小顔ローラーで刺激を与え、一時的にリフトアップできるかもしれませんが、その後数時間で元に戻ってしまいます。
さらに、小顔ローラーは、慢性的に皮膚の表面を刺激します。人間の皮膚は継続的に皮膚を刺激してしまうと、シミや色素沈着が起きやすくなってしまいます。
メラニン色素と呼ばれる髪の毛やほくろに含まれる色素が活性化し、皮膚に現れるのです。
そのため、長期的な小顔ローラーの使用は、効果のないものになってしまいます。
効果のある小顔ローラーの使い方
小顔ローラーはただ転がして使えばいいというわけではありません。正しく使って効果を実感できるようにしましょう。
入浴中・入浴後に行う
入浴中・入浴後はお肌が潤っていて血行も良い状態です。こういった時に小顔ローラーを使用することで、より効果が期待できます。
耐水性のある製品であれば入浴中でお肌が湿っている時に使用し、入浴後であればクリームや乳液などで保湿してから使用することをおすすめします。
それ以外の時に使用したい場合はホットタオルなどで顔や首筋を温めて、血行をよくしてから行うと良いでしょう。
リンパ節に転がす
顔はリンパの出口ともいわれており、顔周りのリンパをしっかり流しておくことが大切です。リンパの流れを促進することでむくみの解消につながります。
顔に当てる前にあごの先端から耳の下に向かって、耳の下から首筋を通って鎖骨へ転がします。
強く転がさずに優しく何度か転がすだけでリンパを流すことができます。目安としては50回程度ずつ転がすと良いでしょう。
一方向から転がす
基本的にはあごの先端からフェイスラインに沿って上へ、口元から頬へ、目元から耳へ、といったように「下から上」「内から外」という一方向の流れで転がすようにしましょう。
スティック型は転がしやすく、どうしても上下に往復させてしまいがちですが、せっかく持ち上げた肌を下げてしまうと、逆にたるみの原因にもなってしまうため、注意が必要です。
また、Y字型の中には一方向というのが難しいものもあり、どうしても同じ軌道を辿って戻らなければならないことがあります。
その場合、「戻る」という動きに関しては出来るだけ力を弱めるようにしましょう。
力を入れすぎない
力が入ってゴリゴリと転がしてしまうと、肌へのダメージが大きくなってしまいます。
肌はダメージを受けると防御機能が働き、メラニン色素を生成してしまい、シミの原因となってしまいます。
また同様に、力の入れ過ぎは肌内部の細胞やコラーゲンなどを破壊してしまう恐れがあり、弾力性やハリがなくなり、たるみの原因にもなってしまうため、あくまで優しく転がすように心がけましょう。
長時間使用しない
力の入れすぎと同様に、長時間の使用も肌へのダメージにつながります。手軽に使える小顔ローラーは、テレビなどを見ながら使用できるのが魅力ですが、そうするとついつい長時間使用してしまいがちです。
メーカーが推奨している時間を守って使用するようにしましょう。また、長時間の使用より短時間のケアをコツコツ続けることの方がより効果を期待できます。
ジェルやクリームを使用する
肌への摩擦をなるべく減らし、ダメージを最小限にするため、ローラーを使用する際はジェルやクリームを塗るようにしましょう。
乾燥していると摩擦を感じやすくなってしまい、シミやたるみを招いてしまう可能性が高まります。
また金属製の小顔ローラーは、肌に触れるヘッド部分を人肌程度に温めてから使用するようにしましょう。
そして、月経中などで肌が弱っている時、ニキビなど何かしらの肌トラブルがある時に使用してしまうと、たとえ優しい力加減であってもダメージを受け、炎症や赤みを招いたり、乾燥肌を助長してしまう可能性があるため、注意しましょう。
小顔ローラーの代わりになるもの
マッサージ
小顔ローラーがない、という場合でも他のもので代用できる場合があり、その一つが手で行うマッサージです。
リンパマッサージ
まず基本のマッサージとしてはリンパマッサージがあります。老廃物を流し、むくみをとるためにはリンパをほぐしてあげることが大切です。
また、肌が活性化されてハリやツヤ効果も期待できます。まず、手は清潔にし、顔はクリームやマッサージオイルを塗っておきましょう。
次に力を入れずに、指で肌を優しくさするようにしてあごから耳の下、口の脇から耳の前、おでこの中央からこめかみに向かって手を動かします。顔の中心から外側にさすることで、老廃物を外側に流すことができます。
ツボ押しマッサージ
授業中や仕事中でも気軽にできるツボ押しマッサージもおすすめです。ツボは自律神経と関わりがあるため、つぼを押すことで血行促進やホルモンバランスの調整、顔のむくみやたるみの改善も期待できます。
小顔に効果的なツボの1つが四白(しはく)といい、瞳孔の真下、目の下の骨の際から指1本分下にある、わずかなへこみの部分です。顔全体の神経の出入り口で、小顔効果が期待できます。
もう1つの巨りょう(こりょう)というツボは瞳孔の下、小鼻の横の位置にあり、たるみ、くすみなどに効果があります。
エクササイズ
顔のエクササイズも小顔に効果的です。表情筋を鍛えるとたるみが消え、顔が引き締まります。エクササイズは自律神経にも関わるため、朝行うのがおすすめです。
口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」としっかり発音することや、口を閉じて、舌先で上下の歯茎の端から端を触るように大きく回すことが基本の体操です。やりすぎなくらいに表情筋を使って口や舌を動かすのがポイントです。
小顔マスク
小顔マスクも最近では有名です。あご下や頬のたるみを引き上げてくれ、表情筋を簡単にシェイプアップしてくれるアイテムです。
ベルトを装着するだけで、家事の最中やテレビを見ながら、表情筋を刺激してたるみを改善させてくれます。数分間、毎日装着することで効果を実感することができるでしょう。
肌に直接触れるものなので、ジェルや化粧水で肌を潤わせてから使用することをおすすめします。
美顔器
小顔ケアにはローラーだけでなく、美顔器も高い人気を集めています。美顔器とは、ローラーの持つむくみやたるみ解消の効果に加えて、シミ、くすみ、シワ、ニキビ、乾燥などあらゆる肌の悩みを改善するアイテムです。
特に総合的なケアを同時に行える多機能美顔器は効率的にケアを行えます。美顔器を選ぶときのポイントをご紹介するため、参考にしてみてください。
機能で選ぶ
美顔器を選ぶ際に小顔ケアできる機能が搭載されているか確認すると良いでしょう。
美顔器の持つ機能は製品によって異なります。小顔効果のない機能を選んでしまうと、効果を実感することができません。
あらゆるケアを同時に行える多機能美顔器も販売されています。機能性の高い美顔器は値段が高価な傾向にあるため、機能と値段のバランスを見て商品を選ぶことが大切です。
✓RF波
「Radio Frequency」の略であるRF波は肌をじんわりと温めて、柔らかい肌を作り出します。
皮膚に熱を与えることでコラーゲンの生成を促す機能です。コラーゲンは肌のハリを保つのに欠かせない成分です。皮膚が温まるので就寝前などリラックスタイムにおすすめのケアです。
✓EMS
EMSとは電気によって筋肉に刺激を与える機能です。ピリピリとした刺激で顔が引き締まっている感覚があります。
表情筋のほとんどは普段使用しないため、加齢とともに筋肉がたるんでしまうのです。EMSの搭載された美顔器で顔のたるみを改善できます。
✓LED
LEDとは光の照射によって肌の改善を目指す機能を指します。たるみの改善には赤色の光が効果的です。
ターンオーバーを促進し、ハリと弾力のある肌を生み出すことができます。他の色のLEDもニキビ改善など異なる効果があり、総合的な肌ケアにおすすめです。
基本スペックで選ぶ
美顔器は継続して使用することで効果を実感できます。充電タイプ、防水性、サイズなど基本スペックを確認して、自分にとって使いやすい美顔器を選ぶと良いでしょう。
例えばお風呂で美顔器を使用したい方は防水タイプの美顔器を選ぶのをおすすめします。
出張や旅行などが多い方は持ち運びやすいコンパクトなサイズ感の美顔器を選びましょう。
専用ジェルの有無で選ぶ
美顔器によっては専用ジェルが必要な場合があります。専用ジェルを美顔器とあわせて使用することで高い効果を実感できる一方、ランニングコストがかかるなどの懸念点もあるため、注意が必要です。
専用ジェルが必要な場合は、定期便があるか、送料がどれくらいかかるかなど事前に確認すると良いでしょう。
安全性で選ぶ
美顔器には様々な種類があり、品質の良し悪しや安全性もピンキリです。肌をケアするアイテムなので安全性がしっかりと保証されているアイテムを選ぶ必要があります。
実績があるメーカーやブランドの商品を選ぶのがおすすめです。また、アフターフォローが充実しているかなどにも着目して商品を選びましょう。
修理対応期間や費用など保証内容を事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
小顔ローラーはむくみやたるみを改善するのに効果的ですが、使いすぎると逆効果の恐れがあります。
リフトアップだけでなく、シミ、くすみ、シワ、ニキビ、乾燥など様々な悩みを改善するのには美顔器がおすすめです。
美顔器を選ぶ際は機能、基本スペック、専用ジェルの有無、安全性に注目して選びましょう。
2021年2月9日