手作り美顔器ジェルのメリットとデメリット
美顔器を使って美肌を目指している女性も多いのではないでしょうか。
一般的に、美顔器から発生する超音波振動をしっかりと肌の奥に届けるためには、美顔器ジェルの使用がおすすめされています。
この美顔器ジェル、専用のものを使用するようにとありますが、実は手作りの美顔器ジェルでもケアが可能なのです。
そこで今回は、美顔器ジェルの作り方と手作り美顔器ジェルのメリットとデメリットについて紹介します。さらに、実際に美顔器ジェルを手作りした際の様子も紹介しています。
実際に美顔器ジェルを手作りしてみました!
● 材料
精製水……100mL
キサンタンガム……1~2g
グリセリン……10mL
● 基本的な作り方
1. 精製水に、好みのテクスチャーになるまでキサンタンガムを少量ずつ加えながら混ぜます。
2. 精製水がジェル状になったら、グリセリンを加えて混ぜて完成です。
たったこれだけで完成です。もし保湿力をアップさせたいなら、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分をプラスしても良いですね。イオン導入に効果的なビタミンC(アスコルビン酸)などもオススメです。
とっても簡単!と思いますが実際手作りしてみるといろんなことが……
実際に美顔器ジェルを手作りしてみました!
まずは手作り美顔器ジェル用の材料を集めます。
【手作り美顔器ジェルの材料】
・キサンタンガム
・グリセリン
・精製水
最初に会社の近くのドラックストアで探しました。
◆精製水は簡単に手に入りました。価格は105円。
◆増粘成分のキサンタンガムが販売しておらず別のドラックストアへ。
結局3軒回ったのですが販売していませんでした……。
ということでドラックストアは諦めてAmazonで探すことに。
ありました!手作り美顔器ジェルに必要な「キサンタンガム」。
キサンタンガム50gで価格は940円。
(キサンタンガムには食品用と化粧品用原料用の2種類があります。
化粧品用は防腐剤が配合されている場合がありますので確認が必要です。
また、東急ハンズなどでも取扱いがあるようです)
◆グリセリンはドラックストアにもありましたが一緒にAmazonで購入。
グリセリン100mLで426円
◎今回かかった合計の費用・・・計1,471円(税込)
・キサンタンガム50g 940円
・グリセリン100mL 426円
・精製水300mL 105円
さっそく美顔器ジェルを作りはじめます。
1.精製水を100mL計量してコップに入れる
2.キサンタンガムを1gを入れてまぜます。
入れて混ぜてみますが、キサンタンガムがダマになってなかなか混ざりません。
必死にかき混ぜますが、全然とけません……。
結局10分ほど混ぜましたが混ざる気配がないので、調べたところかき混ぜながら少量ずつを入れるのがポイント。
さらに、お湯を使うとより溶けやすいということなので、精製水+お湯で再トライすることに。
<再トライ>
今度は精製水にお湯を足してスタンバイ。
くるくるかき混ぜながら、指でつまんでパラパラと少しづつキサンタンガムを入れたところ多少ダマになりますが、1回目より明らかに溶けていきました。1gをパラパラと8回ぐらいに分けて入れる感じです。
10分ほど混ぜると、ダマが気にならないくらいまで溶けて、とろみも付いてきました。
ただ、1gだとかなりテクスチャーが緩く美顔器で顔にのせると、すぐに垂れてきてしまいます。
さらに、0.5gほど加えると、多少まだやわらかいですが、いい感じになりました。
テクスチャーは硬すぎず柔らかすぎずがポイント。
硬すぎるとうまく超音波の振動が伝わらず、柔らかすぎると液だれして使いにくいため、水100mLに1.5gぐらいがちょうどいい硬さだと思います。
3.保湿成分グリセリンを追加します。
混ぜて完成。
何度かの失敗がありながらも手作り美顔器ジェル無事完成しました!
シンプルな手作り美顔器ジェルの完成です。
◆実際に使ってみました。
自分で作ったので愛着がわきますね。
美顔器のすべりが良くて、お手入れ中の伸びは十分。かなりさっぱりした使用感です。超音波美顔器での5分間ケアで3回の塗り足しでケアできました。ただ、ケア後の保湿キープ力がないので、クリームなどの塗り足しは必須です。
◆まとめ
・手作り美顔器ジェルの材料はネット購入がオススメ
・キサンタンガムをまぜるにはコツがいる
・制作時間は約10分
・使用感はさっぱり
手作り美顔器ジェルのメリットは?
美顔器ジェルを手作りする最大のメリットは、自分の好きなようにアレンジできることでしょう。
今回作った美顔器ジェルのベースに美容成分を追加すれば、自分好みの手作り美顔器ジェルができあがります。
また、できあがった美顔器ジェルは無添加なので肌への負担が少なく、安心して使用できるのも大きなメリットといえるでしょう。
毎回使用することを考えると少しでも安いほうが嬉しいところ。精製水は500mL が100円程度で販売されていますし、グリセリンも100mLが400円ほどです。
キサンタンガムは50gが1,000円ほどではありますが、一度の使用する量は少量なため、すべての材料がお財布に優しい金額です。
手作り美顔器ジェルのデメリット
ドラッグストアでも手軽に手に入れることができる材料を混ぜ合わせるだけで、意外と簡単に美顔器ジェルができてしまいます。
ただし、自分で作る際には以下の点に注意しましょう。
● 毎回つくるのは意外と手間がかかる
毎回、材料をとりだし、軽量してつくるのは少々手間が必要です。
作ったあともしっかり容器を洗わなくていけないので、面倒くさがり屋さんには続かないかもしれません。
● 清潔な容器を用意すること
保存は長くても1週間ですが、保存容器に雑菌がついていれば腐敗はより早まります。
雑菌は繁殖していても目には見えないので、もし容器の衛生状態に不安があると「雑菌まで肌に塗っているかも……」という不安がつきまといます。
● 長期保存がきかない
保存料を使用していないため、長期保存することはできません。美顔器を使うたびに新しいジェルを作るのが理想ですが、面倒に感じてしまう方も少なくありません。
それにより、お手入れが疎かになっては勿体ないですよね。
● トラブルは自己責任
手作りの美顔器ジェルなので、どのような肌トラブルが起こっても全てが自己責任となります。
ラベルを貼るなどして保存日数に気をつけながら肌を守ることが大切です。
● 美容成分をプラスするのが大変
その都度1回分の美容成分は販売していないので、ある程度の量を美容成分ごとに購入する必要があります。
また、美容成分の中には、手作りでは簡単に混ざらないものがあります。
手作りのジェルは自ら美容成分を入れなければ、美容効果は期待できません。
マッサージやクレンジング目的であれば十分かもしれませんが、美顔器での美肌効果を実感したいという人には物足りなさを感じる恐れもあります。
長く美顔器ケアを続けるためには自分はどこに重点を置けば良いのか見極めて、美顔器ジェルを選んでくださいね。
2017年1月13日